私がイメコンになるまで 前篇
- repriseumi
- 2023年12月23日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年1月9日
閲覧ありがとうございます 。
イメージコンサルティングサロン
Reprise
主宰の umi ( うみ ) と申します 。
「 3000円より高い服は買わない 」
という謎の掟を遵守した
少数脆弱なワードローブに
会社のガイドラインに則って
やむを得ず施した最低限のメイク
ほんの数ヶ月前まで
筋金入りのおしゃれ難民だった私が
なぜ外見の印象アップをお手伝いする
イメージコンサルタントになったのか
ご挨拶がわりに
お目通し頂ければ幸いです 。
─ ─ ─ ─ ─ ─
umi の生き甲斐は
学生時代から変わらず
ご褒美で観に行くミュージカル 。
何ヶ月も前から取った
特等席のチケットを心の支えに
パッとしない現実は
いかに少ない労力でやり過ごせるかを
何よりも重要視していました 。
( ・・・ ひねくれてるぅ 。)
不器用だからという自負と
ルックスへのコンプレックスが
かなり根強かったこともあり
早起きして鏡の前で奮闘するより
残業して数字を追う方が
よっぽど簡単だったし
手っ取り早く成果に結びついたので
私が注力すべきは
おしゃれよりも仕事なのだろうと
現実からは都合よく目を背けつつ
それなりに目標とプライドを持って
がむしゃらに働いていました 。
社会の荒波に揉まれるにつれ
翌朝のアラームをセットするだけで
涙が止まらなくなるような状況に
陥ってもなお
今この会社を辞めたら
私には何も残らない
いつか きっと
誰かが どうにかしてくれる
と
得意の他力本願で
劇的な展開を待ち侘びるのみでした 。
─ ─ ─ ─ ─ ─
でも先に訪れたのは
「 いつか 」ではなく「 まさか 」
心身ともに限界が近かったらしく
神経が麻痺して
顔の半分が動かなくなりました 。
社会から切り離されるのを恐れて
泣きながら出社していた日々も虚しく
あれよあれよと入院 。
意識して瞬きをしないと
乾いて涙が止まらなくなる目
力が入らず右に傾かないと
水すら飲めない口
筋肉が機能していないために
垂れ下がった顔
いくら見た目に無頓着とはいえ
人の目はさすがに気になるわけで ・・・
物理的に笑えなくなった自分に
福が来ることはないんだろうなと
薬の副作用で
浅い眠りから目を覚ましては
未来を投げ出す手段を探していました 。
─ ─ ─ ─ ─ ─
鏡や窓ガラスで
自分の顔を認識するたびに
脳裏を掠める最悪の発想を紛らわそうと
【 顔面神経麻痺 経過 】で検索するのが
すっかり癖づいた頃
症例写真とは
明らかに雰囲気が異なる投稿が
SNSに頻出するようになりました 。
それが【 顔タイプ診断 】

ワードだけで
システムに関連づけられたのか
はたまた神様のいたずらなのかは
さておき
症状が快方へ向かってからも
相変わらず仕事に悩み
疲れて泣いて落ち込んでを
繰り返していた私は
せめてもの楽しみを求めて
顔タイプを含む
トータル診断を受けることに 。
「 似合うっておもしろい! 」
「 そんなことまで分かるの?! 」
「 イメージコンサルティングすごい! 」
'' なんとなく '' でしかなかった感覚が
理論で紐解かれていくのが
たまらなく楽しかったのを
覚えています 。
しかし興奮のあまり
完全にエンタメとして
昇華してしまったがために
自身の垢抜けに活かせなかったことを
後にあれほど悔やむ羽目になろうとは
この時の umi は
知る由もありませんでした 。
後篇へつづく